1章 プロローグ

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窓から差しこむ月明かりに照らされながら、男が血の海に沈んだ首のない少女の死体を静かに見下ろしている。 そのうち狂気に満ちた悪魔のような笑みを貼り付けた男の口元がわずかにゆがんだ。 そして、男の口からかすかに笑い声が漏れ始める。 やがて・・・。 洋館全体に男の哄笑が響き渡ったのだった。
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