1章 プロローグ

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いったいどうしたというのだろうか? いゃ、今、ゆうちょうに考えている場合ではない。 少女は、再び、必死になって扉を揺さぶり始めた。 しかし・・・。 まるで、何者かが扉の向こう側からものすごい力で押さえつけてでもいるかのように、どう頑張ってみても、やはり扉はまるで開かなかった。 しだいにパニックに陥り始める少女。 やがて、ついに完全にパニックに陥った少女が、半狂乱になって、扉をたたき始める。 「誰か! 誰か!! お願い、助けて!!」 しかし、どこからも助けは現れなかった。
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