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「…。」
あいかわらずいつ見ても女子っぽいヘヤだなと思う。
カベにはられたアイドルのポスター。
タンスの上のクマのぬいぐるみ。
ピンクばっかりの…なんだ。カグ?とにかくあっちもこっちもピンクばっかりだ。
「…ぐー…すかー…。」
…だってのにコイツは…。
なんでこう、時々オッサンっぽいんだよ…。
こーゆーところがなければカワイイオッサン…じゃなかった…カワイイイモウトなんだけどなぁ…。
「おい…おきろって。」
しゃーねぇからゆする。
「んぅ…後1日…。」
「ふざけんな…俺だって1日ねててーよ…。」
「じゃあアニキもイッショに寝ようよー…。」
「…いいからおきろ。アネキにおこられたくない。」
「ぅ…アネキに怒られるのはアタシも勘弁…。」
「じゃあおきてきがえておりてこいよ。」
「…ぅー…。」
フマンそうなカオでおきあがるイモウトを見て、俺は自分のヘヤにもどる。
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