大神 聖夜の騒がしい一日

3/18
前へ
/119ページ
次へ
「…。」 あいかわらずいつ見ても女子っぽいヘヤだなと思う。 カベにはられたアイドルのポスター。 タンスの上のクマのぬいぐるみ。 ピンクばっかりの…なんだ。カグ?とにかくあっちもこっちもピンクばっかりだ。 「…ぐー…すかー…。」 …だってのにコイツは…。 なんでこう、時々オッサンっぽいんだよ…。 こーゆーところがなければカワイイオッサン…じゃなかった…カワイイイモウトなんだけどなぁ…。 「おい…おきろって。」 しゃーねぇからゆする。 「んぅ…後1日…。」 「ふざけんな…俺だって1日ねててーよ…。」 「じゃあアニキもイッショに寝ようよー…。」 「…いいからおきろ。アネキにおこられたくない。」 「ぅ…アネキに怒られるのはアタシも勘弁…。」 「じゃあおきてきがえておりてこいよ。」 「…ぅー…。」 フマンそうなカオでおきあがるイモウトを見て、俺は自分のヘヤにもどる。
/119ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加