2人が本棚に入れています
本棚に追加
「はい♪朝ごはん出来ましたよー♪聖夜、飲み物用意して?」
「へーい。」
「あ!アタシいちごオーレ!」
「作ってあるよ。まってろ。」
「アタシいつものー。」
「ライムか、おう。」
「じゃあお母さんライチにしちゃおっと☆」
「じゃあ父さんも同じ物を…♪」
「きゃあソウさんステキー☆」
「ハハハ…♪」
「はいはい…。」
朝からラブラブだな、あいかわらず。
「ジョーさんは?」
「生卵。」
いつもどおりね。
「…アネキは?」
「私もいつもの、よ♪」
「『俺と同じヤツ』ね。じゃーグレープフルーツだな。」
レイゾウコからドリンクを出して、アネキのリョウリとならべる。
『いただきます♪』
そのコトバを合図に、ダイニング?が一気にうるさくなる。
でも…なんだかんだ言って、俺はこの時間が好きだ。
「…いただきます。」
「なーにちょっと顔赤くしてんのよ?」
「…っ、してねーよ!」
「あー、またアタシに見惚れてたんでしょー♪」
み…みとれ…?
「アニキとレイラっちラブラブだー☆ひゅーひゅー♪」
「な…っ!ダレがコイツなんかと!」
「あーら照れちゃって♪
レイラちゃん!お母さん応援してるからね☆」
「ママ…♪」
「ママとか言うな!」
「ふふ…♪」
「ぅ…セイカさん…。」
「ひっ…。」
アネキがなんかすげーコワイカオしてる…。
「…お前ら。喋るのも良いが、飯しっかり食って、学校にも遅れんなよ?」
『はーい。』
…ふぅ。アネキのカオがもどって…うーん…?いつも目つぶってっからわかりづれー…。
…っとメシだメシ。
「…ぁ!ダレだオレのベーコンゼンブ食ったの!ってピーマンがふえてんじゃねーか!」
アネキがレイラをゆびさす。
「オマエか…!」
「何よ?アンタの物をアタシが食べて何が悪いのよ?」
「どう考えてもワルイじゃねーか!?」
「あら?気付いた?エラいエラい♪」
「バカにしてんじゃねーっ!」
…今日も俺ん家はうるさい。…まぁそれがたのしーんだけどな♪
最初のコメントを投稿しよう!