大神 聖夜の騒がしい一日

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「はい♪朝ごはん出来ましたよー♪聖夜、飲み物用意して?」 「へーい。」 「あ!アタシいちごオーレ!」 「作ってあるよ。まってろ。」 「アタシいつものー。」 「ライムか、おう。」 「じゃあお母さんライチにしちゃおっと☆」 「じゃあ父さんも同じ物を…♪」 「きゃあソウさんステキー☆」 「ハハハ…♪」 「はいはい…。」 朝からラブラブだな、あいかわらず。 「ジョーさんは?」 「生卵。」 いつもどおりね。 「…アネキは?」 「私もいつもの、よ♪」 「『俺と同じヤツ』ね。じゃーグレープフルーツだな。」 レイゾウコからドリンクを出して、アネキのリョウリとならべる。 『いただきます♪』 そのコトバを合図に、ダイニング?が一気にうるさくなる。 でも…なんだかんだ言って、俺はこの時間が好きだ。 「…いただきます。」 「なーにちょっと顔赤くしてんのよ?」 「…っ、してねーよ!」 「あー、またアタシに見惚れてたんでしょー♪」 み…みとれ…? 「アニキとレイラっちラブラブだー☆ひゅーひゅー♪」 「な…っ!ダレがコイツなんかと!」 「あーら照れちゃって♪ レイラちゃん!お母さん応援してるからね☆」 「ママ…♪」 「ママとか言うな!」 「ふふ…♪」 「ぅ…セイカさん…。」 「ひっ…。」 アネキがなんかすげーコワイカオしてる…。 「…お前ら。喋るのも良いが、飯しっかり食って、学校にも遅れんなよ?」 『はーい。』 …ふぅ。アネキのカオがもどって…うーん…?いつも目つぶってっからわかりづれー…。 …っとメシだメシ。 「…ぁ!ダレだオレのベーコンゼンブ食ったの!ってピーマンがふえてんじゃねーか!」 アネキがレイラをゆびさす。 「オマエか…!」 「何よ?アンタの物をアタシが食べて何が悪いのよ?」 「どう考えてもワルイじゃねーか!?」 「あら?気付いた?エラいエラい♪」 「バカにしてんじゃねーっ!」 …今日も俺ん家はうるさい。…まぁそれがたのしーんだけどな♪
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