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「セイカさん…ちょっと…話があるんだけど。」
劇の練習が終わった後、アタシはセイカさんに声をかける。
「あら？聖夜を下さいって言うなら却下よ。」「んぁ？アネキはやらねーぞ？」
…えぇい息ピッタリかこのシスコン姉妹！
「そうじゃなくて…その、ね…？」
アタシはセイカさんにだけ分かるよう、視線を一瞬セイヤに向ける。
「…そう。分かったわ。
聖夜、夢さんとでもお話しといて貰える？」
「…？」
…ぅ。出た…子犬の目…。…はぁ。
「ほんとセイヤはアタシがいないと何も出来ないんだから…。まてよ、まて。」
「おめーじゃねーよ。」
「何よセイヤのクセに！？」
分かってたけど！！
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