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「じゃあ三姉妹はこちらで乗り換えでーす☆」
「乗り換えは無いわよ母さん♪」
…なんつーかさすがアネキって感じだ。
「えっとねえっとねセイヤ!」
「なんだ小学生。」
「誰が小学生よ!」
「アタシ、おやつタイムはシークワーサーが飲みたいなー♪」
「んなモン、レイゾウコにあるワケ…。」
「大丈夫、お母さんに任せて♪北海道まで買って来てあげるから☆」
「母さん、北海道でシークヮーサーを見付けるのは難しいと思うわよ…?」
そこかよ。
「…つーかオマエ、さっきライチのんでシッパイしたっつってたじゃねーか。またシッパイしてもしらねーぞ?」
「あ、アレはその…。」
「とーっても美味しいのにねぇ☆
っと、ほーら、早く行かないとレイラちゃんが遅刻しちゃうぞー?」
「…あいよ。…まーオフクロが買ってきてくれたら作ってやるよ。」
「やった♪」
「…。」
なんとなくはずかしくなって、レイラからにげるよーに車をおりる。
「じゃあまた放課後ねー!」
レイラが車のマドから小学生みたいに手をふる。
「相変わらず聖夜は麗良ちゃんには甘いわねー…。」
なんでかアネキがフキゲンそーなカオをしてる。
「…じゃーアネキもたまにはなんかリクエストしたら?」
「…うーん…私はやっぱり聖夜と同じ物を飲んでいたいもの。」
「…俺…なにをすればいーんだ…?」
他のヤツのことはそこそこわかるけど、アネキのことはよくわからない。
「…うーん…難しいわねー…。
聖夜がもう少し甘えん坊さんになってくれたらお姉ちゃん嬉しいかも♪」
「…はずかしー。」
「ふふ♪そんな聖夜も好きだけれどね♪」
「…っ、アタマなでんなよ…。…ガッコーだぞ。」
「えー…じゃあ、ぎゅっ♪」
「ば…っ!カオちけーよ!」
「…しゅん。」
「ぅ…。」
どうしろってんだよ…。
「じゃあアタシはここでっ。アネキもあんまりアニキをイジメちゃダメだよー?」
「はーい♪」
ウソなきかよ…。…やっぱよくわかんねー。
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