過去-3

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家に帰ると親がうるさかった。 アタシの服に、返り血がついていたからだ。 アタシはすぐ転校することになった。 転校の準備をする間、アタシは学校へ行かせてもらえなかった。 もう1度だけ学校へ行かせてもらえるようになったのは、転校する直前になってだった。 アタシは「オオガミ セイヤ」と言う子にイジメられたことになっていた。…アイツの名前を知ったのはその時。 アタシは、すぐソイツを連れて来てとごねて、困った教師達は折れて、アタシとアイツはちょっとだけ話をすることになった。 …そしたらあのバカ、何て言ったと思う? 「なんだよ?またおれにいじめられにきたのか?」だって。…ホント、バカみたい。と言うかバカよ!大バカ!バカの中のバカ!バカったらバカ!!バカバカバカバカバカ! …とにかく、アタシが言いたいのは、大神 聖夜はどうしようもないバカ野郎だってこと。
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