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彼の絶望する顔を見て、僕の将来を想像して、既読がついたメッセージを見て、心配するメッセージを見て。
僕は今、最高に濡れていた。
胸の高まりが収まらない。下の疼きが止まらない。入ってるのに、動いていないもどかしさにたまらず身が震える。
彼は相変わらず間抜けな顔をしているが、僕は彼が動き出すのを待った。
そうして僕を犯す事をすれば、彼は僕と同じ、変態だからだ。
「お、お前……何してんだよ」
「……?」
「……っ、ばかみてえなツラしてんじゃねえよ!」
彼は僕の頬を思い切り殴った。
「ふざけんなよ! 俺の顔まで映ってるじゃねえか! ざけんな、消せ! 消せよ!」
「消せないよ。一度貼った写真は消せない」
「ッ……知っ……てんだよんな事よぉ!」
もう一度殴られた。丁寧に教えてあげたのに。
で、なんか吹っ切れたのか、頭のネジが飛んだのか知らないけど、彼はそれはすごい勢いで僕を犯した。
側から見ればレイプだろう。僕が何か動きを見せれば彼は僕を殴る。思い切り中に出し、僕の口に突っ込んでそれを舐め取らせ、事が済んだらお腹を蹴られた。
上の口からも下の口からも彼の欲情が垂れ流しになる。このまま絞め殺されするのだろうかと考えたが、彼はそれから逃げるように走り去っていった。
……なんだか最後は拍子抜けだった。僕は水道で汚れを全部洗い流して、フラフラする足取りで家路についた。
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