第1章

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「いやぁ今日もいいお天気で、 気持ちがいいですねぇ。 」 こんな晴れた日は城の中庭でのんびりするのが一番です。 木陰に座り幹を背にして心穏やかにさせていると、 色々な音が聞こえてきます。 木の葉が風と遊んでいる。 噴水の水もなんだか楽しそうに歌っています。 あぁ小鳥のさえずりが… 「ブルック!ねぇブルックったら!」 「?」 「ぼーっとしちゃって、 アタシの話ちゃんと聞いてた!?」 「あっ姫。 居たんですか?」 「いたわよ!」 「それはスイマセン。 どうかされましたか?」 「もぅやっぱり聞いてなかった!」
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