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side 鈴
部活も終わり、寮の部屋で夕飯を食べ終わった僕と慎
どうやら慎も転校生くんと接触したみたいだねぇ
「…どう思う?」
「どうってー??」
「…めんどくさい、わかってるだろうが」
ちょっと意地悪したらすぐ拗ねちゃうんだよねw
「はーいはい、あの子は非王道だし掻き回すタイプじゃないのはわかるよねー??」
「あぁ」
「どっちかって言うとー、攻め攻めくんだしねw
ただ、なにか目的があってこの学園に来たってのが気になる」
「っ!?」
この情報はさっきイクトから聞いたもの
なんでも人探し、らしいけど…
「ま!どっちにしたって慎に関わる案件じゃないから大丈夫だよー!」
「……鈴は関わるんだな」
「んー?」
「…頼ってもいいからな」
そう言って"俺"の頭を撫でて風呂に向かった慎
「…悪い、慎」
(このことは俺が片付けなきゃいけないんだ)
「…いつかは、言うから」
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