121人が本棚に入れています
本棚に追加
「先輩すいません…」
謝り続ける彼の目をみた瞬間、既視感を感じた
あれは…いつのことだったっけ?
------------------
~警察スタートの10分後~
「「「きゃぁー!!!!!会長さまー!!!!待ってくださーーーい!!!!!」」」
「「「副会長さまー!!!俺に捕まってくれー!!!!」」」
ドドドドドド…
「っと、もー行ったかな?」
会長&副会長、それを追いかける親衛隊+αが通り過ぎるのを見てから足音をあまりたてないように木から降りる
「やっぱりこーなるよねぇーw
ごしゅーしょーさま、って感じ?w」
たまには苦労するべきだよねぇ、生徒会も
そんなことを考えながら管理棟へ移動する
丁度いいから歩きながら今わかってることを整理しようかと思うんだー
まずは転校生くんのこと
柊 夕弦くん、一年生で転校生
副会長と会長、それから双子庶務に気に入られてるみたい
特に副会長は僕の知らない所で惚れちゃってた(イクトによると作り笑いも世渡りで必要なことだからそのままでも素敵です、とか言ってたらしい)
剣道部で実力は部長さんより強いけど慎よりは弱いくらい
動きに隙がないことと所作が綺麗な所から結構腕のたつ人っぽい
性格は温厚で冷静、人当たりの良い笑顔と持ち前のコミュ力で非公式親衛隊ができるほど
その上なかなかのイケメンときた
「こーれは…、非王道すぎるかなー」
最初のコメントを投稿しよう!