いつかの青

2/3
前へ
/10ページ
次へ
届かないと知りながらも 手を伸ばした あの山の、さらに上の 入道雲 青から独立した 白 山に登っても届くはずないと 知りながらも 山のてっぺんで 手を伸ばした愚かな僕 掴んだのは雲の切れ端 それは 一生、追いかけていい夢 掴んだのは夢の切れ端 その日の空は青かった
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加