第1章

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H市の集配場に着いて…今日2回目の配送の品物を積み込む作業を続けたがその間少し車体が揺れたが1度も眼を覚ます事無く彼女は死んだ様に深い眠りの中に居たようだ!! 彼女の事は気には成ったが? 先ずは…彼女が普通に話せる迄俺は待つことにして今日1日の仕事をこなす事にし集配場を後にトラックを走らせた!! 今度のコンビニは割と近場なので時簡に余裕が有るため昼食の時間を多目に取る事にして彼女の容体を確め場合に依っては病院に連れ込まなければとも考えていた!! 第二回目の配達を終え…最後の便は朝方5時頃でまだ今は2時半を少し過ぎた辺りで三時間の余裕が出来る!! 俺は…品物を卸し近くの道の駅で昼食兼休憩を取る事にして、彼女の容体を確めたが? まだ彼女は眠り混んでいて声を掛けてもボンヤリとして未だ夢の中をさ迷い続けて要るようで眼を覚ますとは思わなかったが、どうにか彼女から体温計を受け取り見たが高熱では無く少し熱がある程度で安心した!! しかし…体力を回復させる為にはやはり何か食べさせなければ成らない!! 先ずは…道の駅に行き牛乳や温かい麺類等を彼女に進めてみると食べ物の匂いに反応した彼女は、ボンヤリと俺を見てから細い手を出して温かい麺類をすすり始めた!! 余程…お腹が空いて居たようで、食べるでは無く胃に流し込むと言った方がいいほどの食欲を見せた!! 俺は…此れを食べたら又横に成って休みなさいと声を掛けて運転席をリクライニングにして休む事にした!! 俺は…運転席で横に成りながら、彼女の事をあれこれ考えたが彼女の口から聞くのが一番だと考えて目覚ましをセットして暫しの眠りに付いた!! 一時間後…彼女が俺の肩を叩いて起こしたので眼を覚ますと何か恥ずかしそうにトイレに行きたいと言い出した!! 俺は…助手席に回りドアを開けてやり、一人で大丈夫かと聞いたが彼女は大丈夫だとの返事をしてまだ覚束無い足取りでトイレに向かった!! 俺は…疲れた彼女の顔を診ていたので甘いスイーツを幾つか用意していてトイレから帰った彼女に差し出して食べさせた!! 彼女の顔色も少し血の気が戻った様だが? 未だ完全とは言えない様だ!! 俺も充分休憩を取ったので最後の配送の為に集配場にトラックを走らせた!! 彼女は…走り出すと直ぐに後ろで身体を横にして眠りに入った!! 続く…
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