第1章

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俺がH市の集配場に着くと…同じドライバーの好雄が手を挙げて挨拶をして来た!! 何度か時簡に間に合わない事が有って2・3度助けて呉れて少し恩義を感じて居たが? この秘密は話せない!! 彼女は…相変わらず眠り続けて要るようで有ったが、俺は後ろの簡易ベッドと運転席の間のカーテンを引いて彼女を隠した!! この日は週末と言う事で…普段よりも配送のトラックが多い様だ!! 荷物を積み終え、事務所に向かうと好雄が居て俺に話し掛けて来た!! よぉ~変わりは無いか~と相変わらず明るい声である!! 俺は…世間話をしてソソクさと好雄から離れトラックに乗り込んで最後の配送に出発した!! 最後のコンビニは…今日第1回目と同じT市のコンビニだ!! そう…彼女を乗せたコンビニにだが? 彼女にしたら…余り行きたくは無い筈だ!! だが…配送は俺の生業で彼女にどんな理由が有ろうと例のコンビニに行かない訳には…… 俺は…彼女の事を思うと少し気が引けたが、何処に行くかも黙ってT市のコンビニにトラックを走らせた!! 2回目は…少し時間が掛かり、約2時間で目的のコンビニに着いた!! 朝の5時半過ぎだが、このコンビニは駐車場も広くて簡単な宿泊施設と温泉も在るのでドライバーには人気のコンビニだ!! 俺は…考えた? 彼女をトラックに乗せて動き回る依りも、この施設で温泉にでも入浴して身体を休めた方が良いと思い、彼女を起こしてその旨を話してみた!? 俺は…不安な顔で彼女が迷っていたが、サッサとフロントに連れて行き部屋を取って必ずもう1度も帰ってからこのコンビニ迄迎えに来るから俺が来るまで待つようにと強く言い付けて納得させ、フロントに宿泊代と彼女に二万円程渡して彼女が体調が好くなく俺が来るまで彼女を見守って呉れる様に頼み込んだ!! フロントの女性は…何かを察したのか俺に心配しないでお待ちしていますと約束して呉れた!! 彼女の不安そうな瞳を振り切り俺はトラックに乗り込み早々と会社の駐車場があるk市に向かった!! 俺は…明日は確か月に1度の休みだと確かめて会社に連絡して確認した!! 此れも…何かの縁かもと考えたが? 続く…
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