陰陽師として。

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陰陽師として。

陰陽師。悪い妖を祓う術者。何前年も護ってきた 俺、鳴神牙は憧れてた。 みんなを護れる強い陰陽師に…けど、あの日が来なければ。 5年前… 小学6年の夏休み時…親戚の陰陽師塾に妹と通っていた。 そこで、赤羽霧羽と出会った「よろしく。牙」 「よろしく霧羽!」 俺たちは意気投合しライバルとして戦える親友になった。…その日、楽しい幸せは終わりを迎えた 「お、おい。霧羽!ここは入ったら…」 嫌な感じがする… 「大丈夫だって、牙だって、強い術欲しいでしょ?」 「そ、それは、」 「牙兄…こわい」 「あ、これ…面白そう」と唱え始めた。「!うぐ…ギ、」  「霧羽?」 「ギャハ…ギャハハハハ!」 角が生え、 不気味な笑いを始めた。「き、霧羽…?」 「何?…どうしたの?」 「何で、笑ってるの?」 泊まってた子供たちが起きてきた こちらを見て、笑みを浮かべる霧羽 「!早く部屋に戻れ!」 「何でー?」 「早く!戻…」 ざしゅ…と「え?」首筋から血が出る… 倒れる… 首から血が……嘘だろ…「くぐっ呪力が増える…増える。」 「い、いやぁぁぁ!」 「た、たすけてーー!」 ざしゅ!また1人、2人目…次々と目の前で殺されていく…「や、やめろ!」 「黙れよ!」 ドカッと蹴り飛ばされる。「かはっ」 「牙兄!」 友達が…死んでいくのを見ていくしか…出来ない 「何をしてるんだ!」叔父さんが術で止めようとするが 「あはは!」 ざしゅ!「な…」 叔父さんと雷から血が… 「ぁ」 「叔父さん!雷!」 ドサッと倒れる。「俺に…力があれば…」 そのとき、とがぁぁん!と落雷が落ち、炎が出る。雷から、稲妻模様の符が落ちてきた。バチ…バチ!「これ…符?…これで…霧羽を止められるなら」 「んー?」 「うおおおおー!!…!」と何かを叫んだあとバチぃぃ!と稲光が光る そのあとの記憶がない 翌日、目を覚ますと病室にいた。 看護師や親、医者に連れてこられ、病室に行くと…顔に布をかけられていた。 俺と雷以外は叔父さんも友達も死亡… どうして俺が生き残ったのかわからない 「みんな…俺が…守れなかったせいだ…うわぁぁぁ!!」 霧羽は消息不明。霧羽は、鬼。雷神鬼と呼ばれる禁術を下ろす儀式が行った 名は「雷神鬼儀式の呪い」と呼ばれた。その鬼の力を調べてみると、強力で凶悪な禁術の呪いの一種で、あることが分かり、成長するにつれて、呪力は倍増するが 鬼へ変貌する運命を受け入れなくてはならない  家は雷の術を得意とする家。 俺の家は、何前年も昔に貴族に仕える家だったらしい。 陰陽師で、やってはいけない禁術を霧羽から受けて力にしてしまった以上、陰陽師として呪力を極力使わないようにすることになった
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