『なお』が舞に戻るまで 第1話

初めての彼氏

…ﾄｼｸﾝの匂いだ｡

ｱﾀｼは､初めてﾄｼｸﾝの単車に乗った日を思い出す｡

そして､緊張しながらｱﾀｼは部屋に足を踏み入れる｡

…どうしよ…

入ったのはいいんだけど…

部屋のどこにいればいいのか､わからない｡

だからとりあえず､部屋の真ん中にあった小さいテーブルの前で正座していたｱﾀｼ｡

…これが…ﾄｼｸﾝの部屋かぁ(・・;)))

部屋をぐるｯと見渡してみる｡

…まぁまぁキレイだ(*^^*)

テーブルの前で､正座しながらﾄｼｸﾝのベッドにもたれてみる｡

…落ち着かない(-_-;)

部屋も静かすぎて余計緊張する｡

テレビがある…。

つけたい…(-_-)

でも､ゴチャゴチャ触ったら失礼な気がして触れない｡

どうしよ…(;_;)

…緊張がMAXになりかけた､その時｡

階段を上がってくる音が聞こえてきた｡

…ｷﾀΣ(￣◇￣*)…