シンクンの家族

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玄関を開けてビックリ…。 女の子?の靴が散乱してる。 足の踏み場がナイ…。 アタシのサンダルを置く為1つずつ、とりあえず揃えてスペース確保…。 【それ妹のツレのだわ。ウチ男デモ女デモ何人こようが泊まろうがお構い無しだで。】 …すごい…。 ウチなんか男のコ家に絶対呼べんのに。 【コッチコッチ】 小声でシンクンが手招きスル。 アタシは慌ててサンダルを端っこによせて家に上がった。 シンクンの部屋はリビングを通った奥の右側だった。 シンクンがドアを開ける…。 …汚い…。 雑誌やら、服やら、ダンベル?やらとにかくモノが散乱してる。 【適当に座って。】 座る場所がないがん…。 部屋を見渡す。 シングルベッドの上だけが唯一何も散乱してない。 だからアタシはベッドの隅に軽く腰かけた。 シンクンがタバコに火をつけながら話し出した。 【俺、病院であの看護婦サンと少し話したんだわ?】
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