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【何でそんな事言い出すの!?】
付き合ってきた二年間アタシ逹の間に…いつか結婚しようね…とか一緒に住もうね…などのカップルによくある約束事などした事がなかったカラいまいち実感がない。
アタシは不思議な顔をしてシンクンを見た。
【俺今月で今の仕事やめようと思うんだわ…。】
…Σ( ̄◇ ̄*)。
…アタシに養えって言っとんの?
余計頭が混乱しているとシンクンが笑いながらアタシに話した。
【俺現場でしりあった人にウチの会社入らんかって誘われとんだわ(*^^*)】
【何の仕事?今と同じ仕事なの??】
アタシが尋ねると、シンクンは何もワカラナイあたしに分かるように説明してくれた。
【コンクリートポンプ屋サンの仕事なんだけど…簡単に言えば俺らの作った鉄筋の骨組みに生コンを流しこんで建物の元を作るの。】
…ポンプ屋サン…。
アタシはその名前を前にも聞いた事があった。
シンクンはよく、ポンプ屋サンはカッコイイってアタシに話してた。
大型と小型のポンプ車があってそのポンプ車には長いホースがついててそれがものすごい高さまで伸びるんだっ…て。
そのホースを担いで生コンを打ってる姿がカッコイイ…って前に何度か話してた。
ポンプ車自体も、大型になると普通の大型の箱車と変わらない程大きいらしく、それで現場に入ってくるのもカッコイイって話してた。
そこまでして、やってみたい仕事なんてあるんだ。
アタシはシンクンに少し嫉妬した。
アタシには、そこまでやってみたいって思える仕事なんかなかったから…。
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