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次の日は日曜日だったから昼前位に起きた。
すると携帯の着信ﾗﾝﾌﾟが光ってる。
…お父さんかな…？
携帯を見てﾋﾞｯｸﾘした｡
着信履歴38件…｡
すべて【お母さん】だった｡
…お母さんにもバレたんだ｡
ｱﾀｼは小さい頃ｶﾗお母さんがあんまり好きぢゃなかった｡
ことあるごとにｱﾀｼは殴られてたから｡
幼稚園の時ﾋﾟｱﾉを習ってたんだけどｱﾀｼはﾋﾟｱﾉがあんまり好きぢゃなかった｡
好きぢゃないﾓﾉを無理矢理やった所で上達する訳ない｡
音を1つ間違える度にｱﾀｼは楽譜で殴られ､お母さんのイラつきが極限まで達すると長いｷﾚｲな爪の生えた手でｱﾀｼの髪の毛を引きちぎる｡
爪が頭皮にえぐりこんで頭から血を流した時もあった｡
ｱﾀｼが痛くて泣き叫ぶと髪の毛を掴んだままｲｽから引きずりおろす｡
嘘だと思うよね？
でも現にｱﾀｼは長い爪が未だに怖くて､ネイルとかできないんだ笑)
顔と髪はとことんいぢくるけど爪だけはﾀﾞﾒ｡
幼稚園位から爪が異常に怖くて少しでも伸びると自分で噛んで短くしてた｡
その癖が未だにあるからｱﾀｼはこの不恰好な手がすごいコンプレックス…｡
風邪ひいて部屋で嘔吐しちった時には､髪の毛を掴まれ台所まで引きずられて､
【ここで吐けッ！】って風邪引いて熱あるのに､流し台で冬に真水で頭から水をかけられ顔面をあの長い爪でかきむしるように洗われた事もあった｡
そんなんばっか…｡
どう考えてもお母さんとうまくいく訳ないよね｡
でも…どうしても…
【大嫌い】にはなれなかった｡
だって…ｱﾀｼのお母さんだから…｡
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