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【ついこないだの事なんだけど…ウチの看板が妊娠して辞めちゃったんだよね。おめでたい事で辞める訳だからそれはそれでウレシカッタんだけど…。】
…看板?…
…初っぱなカラ意味がワカラン…。
デモあたしは黙って聞き続けた。
話だけ聞いて3万もらえるなんてある意味オイシイシ…。
男は続ける。
【他の女の子で看板になれそうなコってぶっちゃけいないんだよね…。 みんなイイコなんだけど…。指名がずばぬけて…ってコがいないんだ。】
アタシは分かってるフリをしてウンウン聞き続ける。
【それで…看板が辞めてから売上がなかなか上がらなくて…募集かけたんだけど今ひとつで…。だから自分カラ、スカウトに出る事にしたんだよ。】
…スカウト?…。
風俗も大変だなぁ…と思いながらアタシは聞き続ける。先ほど頂いた3万の為。
【ねぇ…良かったらウチで働いてみない!?】
…(*^^*)?…。
…Σ( ̄◇ ̄*)!!
…アタシ!?…。
突然のアプローチにかなりビビるアタシ。
援交は何とも思わないんだけど【風俗】ってゆ━響きには何か抵抗がある。
だからアタシは断ろうとした。
【多分アタシには…。】
断りたいのに最後まで言わせてくれない。
すぐ言葉をかぶせて話してくる。
【大丈夫ッ♪援交より、よっぽど安全だと思うんだけど?】
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