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シンクンの側で座り続けるアタシの肩を誰かがたたいた。
振り向くと…
宮崎サン。
【ちょっといい…?】
宮崎サンに呼ばれアタシは部屋を出ていく。
本当はシンクンの側から離れたくなかったケド…
変にわめいて、おじさんとおばさんを困らせたくなかったから…、アタシは仕方なく宮崎サンについて行った。
その時アタシの下腹部に鋭い痛みが走る。
…痛ッ…。
でもすぐおさまった…。
アタシは大して気にも止めず和室に向かった。
呼ばれた和室には見覚えのある大きなカバンがあった。
シンクンが出張に持っていったカバンだ…。
カバンを挟んで宮崎サンと向き合って座る。
【舞サン…これシンヤのカバンなんだけど…。】
アタシはただ無言でカバンを見つめ続ける。
【今から話す事…落ち着いて聞いてね…。】
………。
宮崎サンは静かに話し出した…。
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