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【アタシね…風俗嬢なの…。】
【……。】
岩崎クンは絶句してた。
多分、
元カレとかそうゆうのを、イメージしてたんだと思う。
…やっぱ嫌いになるよね…。
アタシは岩崎クンの反応のせいで余計涙が止まらない。
【風俗嬢と…アイツと…どんな関係があるの…?】
押し殺すような声で話し出す岩崎クン。
【あの人お客サンで来て…会社にバラすみたいな事言って毎週アタシを呼んで…最後まで無理やり…やるんだ…】
涙がポタポタ…テーブルに落ちる。
なぜか…話す度に心が軽くなる…。
【……。】
押し黙ったままの岩崎クン。
すると…突然席を立ちだした。
【来い…。】
ダウンを手に持ちアタシの手を強く引っ張っていく。
…もう嫌いになって、一緒にご飯食べるのも嫌になったのかな…。
店を出ても涙はアタシから流れ続ける。
話してしまった事を後悔しながらアタシは岩崎クンの車に乗り込んだ。
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