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またひとつ #2
【嫌いになりかけたけど…。】
岩崎クンは、そこまで言って黙ってしまった。
アタシはそれ以上岩崎クンにきかなかった。
岩崎クンが言ってくれるまで…アタシは聞かない。
お互い黙ったままで…走り続ける。
【なぁ…あの●●製菓のヤツ多分夜勤だよな…。】
夜勤かどうか分かんないけど…アタシがキムニイに倉庫で会った時は夜だった。
【分かんないけど…なんで?】
岩崎クンは黙ったままアタシの質問には答えない。
【俺…いっつも夜…突発であそこ行くとおったような気がするんだわ…】
…そうなんだ…。
アタシは黙って助手席に座り続けた。
すると見慣れない道に入っていく岩崎クンの車…。
街灯が無さすぎて…どこを走ってるのか全く分からない。
すると…
アタシの目に見たことある倉庫が写る。
倉庫にはデカデカと
…●●製菓…
…キムニイがおる倉庫だ。
岩崎クンを見るとただ無表情で前だけ見てて…。
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