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【付き合ってるんでしょ…？】
ｱﾀｼはお兄から､目をそらしながら言った｡
…岩崎ｸﾝの名前聞きたくないのに…｡
【俺…岩崎はお前の事が好きなんだと思っとったで…田中とそういう仲って聞いて…】
ｱﾀｼはお兄の言葉を遮るように話し出す｡
…今さらそんな事聞きたくない…
岩崎ｸﾝがみかﾁｬﾝだけのものになることを､ｱﾀｼは1番願ってた｡
それがやっと叶って…｡
叶ったのに…
ｱﾀｼの気持ちは少しも軽くならなくて…
期待したくないし…ｼﾝｸﾝへの想いが少なくなるのも嫌だったｱﾀｼは､
【ありえんから…笑)付き合うって事は､お互い好きだから付き合うんでしょ…笑)？】
ｱﾀｼは､まくし立てるように話し､お兄の言葉をかきけした｡
お兄はずっと…腑に落ちない顔してて､
ｱﾀｼは机に肘をつき､メニューを見てた｡
お兄を見てたら…
お兄がさっきｱﾀｼに言った言葉を思い出してしまいそうだったから…｡
…岩崎はお前の事が…
その言葉が頭の中をグルグルグルグル…繰り返してた｡
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