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【おいッ!?…岩下?!】
…あ…。
気づいたらみんな車に乗ってて…(-_-;)
アタシは左の後部座席に乗った。
アタシの席から、岩崎クンとみかチャンがまる見えで…。
アタシは何となく視線を外に移した。
楽しそうに話すみんなの声がBGM程度にしか感じない。
それ位…アタシの頭は岩崎クンでいっぱいだった。
…アタシは…もしかして…岩崎クンの事が好きなの…?
頭では認めたくないのに、アタシの心が認めさせようと…
変な動揺ばかりさせる。
アタシは、胸元のリングを出し、手で握った。
…アタシが他の人好きになんかなったらシンクンは嫌だもんね…?…
答えてくれない事は分かってるけど、
アタシは指輪に問いかける。
その時…
アタシは、視線を感じて窓の外から車内に視線を移した。
ルームミラー越しに、目が合う…
アタシと岩崎クン。
アタシは金縛りにあったように視線がそらせなくて…。
岩崎クンもアタシから視線をそらさない。
…アタシ…岩崎クンが好きだ…。
これ以上自分の気持ちを騙すなんて…もう無理だった。
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