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「俺の名は紅血の牙闇と光を操る者…」
3人目の双竜悠羅さんはどこか遠くを眺めるようにしてそう呟き、視線を上げて小さなため息をついた。
「だが、俺の能力は強大すぎた為、こうやって封印されてしまったのさ…」
そして両腕に巻かれたボロボロの包帯をしげしげと見つめて、またため息をつく。
「えっと、何が封印されてるんですか?」
ぽぽあってぃさんが恐る恐る質問をすると双竜さんは「これのことか?」と呟いて右手を目の前まで上げて見つめる。
「右手には全てを灼き尽くす『灼撃の竜波刃・極』が、左手は全ての攻撃を無力化する『百錬の海壁』が封印されている。おっと、俺は光と闇だけでなく、炎と水も操れるのさ…」
「その封印を解くことで、双竜さんはこの闇に包まれた世界を救える唯一の救世主になれるんですね」
「…ふっ、アンタ。よくわかってるじゃないか…よし、それじゃ教えてやろう。俺の秘密は…」
「双竜さんありがとうございましたー!じゃあ次の方どうぞー!次はノン太さんですね!」
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