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だが、これで、もう完全に俺のスイッチが入る。
軽く濡れた音を立てて数回愛撫するように唇を合わせ、
息継ぎをするかに彼女の唇がやや開いてくると、その中に舌を滑り込ませる。
明るいキッチンには、たちまち俺たちのキスが奏でる
ねっとりとした音だけが広がっていく。
そして、
「ぅん……」
小さく彼女の溜息が声になると、細い体に回した腕をわずかに解き、
形の好い胸の膨らみを俺の掌がまさぐりだす。
「ぁん、じゅ、んちゃ……」
俺の動きに小さく身悶える彼女に、俺の方は、もう完全に戦闘態勢に突入。
そして、
「つぐみ、一緒に風呂に入ろう?」
彼女の耳殻を舌先でなぞり、小さくキスをしながら耳元で囁く。
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