酒友

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満月の夜に小舟を浮かべ、舟は波なき大海を独り往く。 夢旅より帰れば友の姿無く、酒友の名を呼べど返はなし。 一人酒を酌めども、心はただ空しく、泣は下りて杯を満たすのみ。 いざ参らん君の元へ。 桃源の世にて盃を交わさん。
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