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濡れた甲板に、向こうからの反撃が始まった。
「行けイケイケ!」
俺も興奮して乗り込もうと、ロープを手に立ち上がった。
砲弾を受け、船が大きく傾く。
チューーン……
頬を鉄砲玉がかすめる。
それが余計に血をたぎらせるのだ。
「あの旗……」
オヤジの興奮が急に冷めた。
――なんだ? 見えてなかったのかよ。
相手の甲板から、兵がこちらに乗り移って来た。
「******--!」
言葉が分からねえ。
ドキュン!
俺はそいつの頭をぶち抜いた。
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