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明と話しているとあっという間に時間が過ぎてしまう。今だってもう予鈴がなっている。もう戻らないと行けないと思うと時間が惜しい。
明「戻らなくていいのか?」
明は今にも寝そうな顔で私に聞いてきた。
篤奈「そういう明はどうなの?」
明「俺はだいたいこの時間は屋上で寝てるさ。」
篤奈「なら私も一緒に居たら明は迷惑?」
明は少し困ったような顔をしていたがすぐ嘘のような笑顔を私に向け、いいよと言ってくれた。
私にとっての初めてのサボりになった。でも怖くはなかった。なぜなのかはすぐわかった。きっと明と一緒だったからだろう。
本当に不思議な人。最初はこんなやつと仲良くなることなんてないと思ってたのに、いつの間にかそんな感情無くなっていた。それ以上に会うとドキドキしていた。こんな感情は初めてだ。
これが好きって気持ちなのかな?
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