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屋上に着くとやはりさっきの子は同じ場所にいた。
私はなかなか自分から話しかけるのは得意なわけじゃないけどここは勇気を出して声をかけてみることにした。
篤奈「あ、あの?」
そう言うと男の子はこっちを振り向いた。
顔立ちが整っていて黒髪の長髪。でも何か悲しそうな目をしていた。
?「何か用?」
それだけ言うとその子はまたそっぽを向いてしまった。
篤奈「こんなところで何してるの?始業式は?」
?「サボり。どうせ行っても毎年同じことしか言わないでしょ?」
なんか正論のような気がして何も言えなかった。
?「あんたも同じ考えの人?」
篤奈「いや私はただ、ここで何してるのかなって気になっただけだよ。笑」
?「ふーん。そっか。なら早く行けば?怒られるぞ。」
なんか素っ気ないな。でもイケメンすぎてつい見つめてしまった。
?「なに?きもいよ?」
見つめただけでキモいって。しかも年頃の女の子に。
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