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いつもより早い時間なので行き交う人もいつもと違う。いつもなら学生の方が多いのに今日はサラリーマンの方が多い気がした。
きっと通勤ラッシュになる前に乗ろうとしてるのだろうと勝手に解釈した。
近くのコンビニに寄って時間を潰そうと思って入ると、見たくもない人物がいた。
こういう言い方をすればきっとみんなわかるだろう。そう。高橋明だった。向こうも私に気づいたようだったがすぐ見ていた漫画本に目を向けてしまった。
私は嫌いな人だったので特に気をとめることもなく雑誌を読もうと思った。
お互い隣にいるのに何も話さない。
先に話し始めたのは私だった。やはりこのままではダメだと思ったからだ。
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