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今は、自分の体調管理は自分でする事として、圭は自由な生活をしている。
その変わった体質の延長なのか、また違うものかわからないけど、まったく料理ができない圭は、とにかくなんでも食べる。
好き嫌いがないといえば「えらいね」と返されるのが子どもの頃の話だとしても、料理どころか調理すらされていない"食材"まで食べてしまうのだ。
一緒に暮らして三年、先日にはじめてそれを目の当たりにした僕は、呆れるとか怒りとかそんなのどうでもよくて、からっぽの冷蔵庫を見て諦めた。というよりも、それよりとんでもない事で上書きされてよく覚えていない。
とにかく、なんでも食べてしまうのだ。空腹だと。食材に限らず調味料までも。
だからキッチンへの立ち入りを制限した。圭も納得しての事だったけど、僕ももっと気を付けなければならない。冷蔵庫のものを食べてしまうのは仕方なかった。僕が圭について知らなかったから。
いまなら、少しくらいなら、理解できたと思う。とにかく圭は僕の三倍食べると覚えておく。
食べたら太るというなら、食事を制限すればとも思ったけど、元から圭は食べる方なのだ。食べるなと言う方が無理だった。
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