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漫画家の夢を諦めかけた男がいた、角田恵・28歳。
小説家担当者をしている男がいた、夜目司・28歳。
2人は高校を卒業し久しぶりの再会をする事になる。
その夜もダメ出しをもらった漫画原稿を手にうつ向いて歩く角田がいた。
《渾身の力作だったのに!これのどこがいけないんだ!?
次は何処に持ち込もうか…?》
そんな事を考えていたその時に誰かと肩がぶつかって原稿が入った封筒が手から離れていく。
『危ないだろ!』
角田は言った。
『そっちこそどこ見て歩いてーー!、角田の恵ちゃんか』
夜目司が意地悪そうに目を細めた。
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