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「しないとは言ってないじゃないか」
暗がりに光る
色素の薄い瞳。
ベッドから起き上がる僕をねめつけ
「見せろ」
「やっ……」
言いなりにするように
もう一度胸を開かせると。
「なあ、今晩お前の家に泊まりに行ってもいいか?」
「……え?」
己が傷つけた線の通り
舌を這わせつつ
「気が滅入ってると言ったろ?」
「……でも」
「僕たち、友達じゃないか」
思いもよらないことを言い出す。
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