葵と勇気（転）～結へ

転の章フィナーレ新たなる旅立ち

翌日紗知は学校にフランス留学の書類を提出した。

学校から正式に転校手続きが行われ、フランスのリヨンに有る日本人が数多く在籍した学校への転入が決まった。

高校は日本人が半分、フランス人やEU各国、世界から留学に来た人々が勉強している（リヨン、ユニバーサル学園）。

日本語も多少通じる、フランス語を学びながら、進学する各種大学を選べる。
担任からクラスに紗知がフランス留学する事が告げられ、送別会が執り行われた。

週末にはフランスへの出発準備の為に買い物やクラスメイトにお別れの挨拶を済ました。

紗知は春日神社の巫女として初めての仕事が待っている。
フランス留学の意義とは世界を知り、日本の文化や習慣をリヨンの春日神社にて広める役割を担う。
大切な役目を背負った。