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弥生は自分の感じた事を祖父母に伝えてアドバイスを貰う。
「実はまだ不明な点が有るのですが、この禍々しい霊気は誰かに操られて行動しているようなんです。何者かに生きている人々が魂を抜き取られ意識を喪った事例が幾つか有ります。何故この様な悪事をするのか確かめて仕置きするのが私の役目ですから、御先祖様に置かれましてはアドバイスを承れないかと思っています。」
弥生は春日神社の先代に当たる祖父母に敬意を表しお願いした。
(お前の想像した通りかも知れんな!ほら其処に居るんだろう、脅えきった若い霊達が言っているぞ!無理やり魂を抜かれてこの場所に連れて来られたと!!)
弥生は尊敬した。
流石に霊験豊かな祖父母様だ、脅えている霊の気持ち迄手に取る様に解るんだ!私もまだまだ修行が足りないと自覚させられた。
(どうする?この脅えている霊をそちらの世界に連れて帰るか!?肉体を探すなら手伝っても良いぞ。)
祖父母様は弥生に連れ去られたご本人の身体を探す手伝いを約束してくれた。
助かるけども、今は娘の葵を探すのが最優秀だから、可愛そうだが其処に居る霊の身体を探す時間は取れないと思った。
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