12月8日

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天気はからりと晴れた。 今日は湖の底で変化が起こった。 窓から見える豪勢なパーティー会場に人が現れたのだ。 それも一人や二人では無く大勢。 黒髪の人も勿論いたが、それ以上にブロンドや赤茶の髪の人もいた。 私はジッと中を見つめていた。 誰かが此方に気付くのではないかと思ったのである。 だが、私に気付く人間は誰一人としていなかった。 しかし、それにも変化が起こる。 私が寒い地上に顔を出し、呼吸をして戻ってくると窓を覗きこんでいる少女がいた。 ブロンドで碧い目、確実に外国の少女だ。 そして、彼女だけは私に気づいたようで此方に手を振ってくれた。 彼女が何かを言っているが全く分からない。 私は英語というものが、あまり得意では無い。 この船の名である『twilight』も叔父がメモ帳に書いてくれた字を見て認識したものだ。 声が聞こえないのなら尚更分からない。
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