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…かくして、マホウ使いとしてカクセイした自分はマホウ学園へとやって来た。
…が、あやつは一体何者だ…?
門の辺りをふよふよと漂う…綿?何と言うのだろう、あれは…。…西洋人形?
…確かめるとするか。
「何者だ。」
「…ぬおっ!?何だ!?」
「…!」
人形が喋った…!?…これもマホウと言うやつか。
「って!刃物!?女の子がそんな物持っちゃいけません!」
「…ん?承知した…。」
この口調…こやつは教師なのだろうか。
「まぁ例外として、魔物と戦う時には使っても構わないから、それだけ覚えて置いてな。」
「承知。」
「…にしても変な喋り方だな。」
「…!?」
そうなのか!?
「何だか時代劇を見ているみたいだ…。」
「…う、うむ。自分は時代劇が好きなのだ。」
「…なるほど、さっきの刀もそう言う…趣味か。」
「う…む。」
「…して、貴方は一体…?」
「おうそうだったな…俺は兎ノ助(うのすけ)、この学園の進路指導官だ。見た目は…気にするな。」
「そ、そうか…。」
…やはり教員のたぐいだったか…。
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