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先週の日曜日に掃除したときには、真っ直ぐ前を見ていた人形、それをちょっとイタズラに彼が向かい合わせにしたんだった。
彼はその人形のことを、ラガディと呼んでいた。
昨日も、その前の日も、顔を向かい合ってキスしてるようにしたままだったのを思い出す。
寝室で彼は、横になり、自然と私もダブル布団で横になる。
「ラガディ気づいた?」
笑って言う彼。
「気づいたけど、可愛いからそのままにした。」
「ってことは、いいってことだよね?」
いたずらな笑顔で言う。
昨日もその前も、向かい合わせになっていたのに、何もしなかったくせに…。
今日も口先だけの冗談だよね、そう思って、
「おやすみ。」
電気を小玉電球に切り替えた。
「ねぇ?していい?」
「え?本気??」
「俺はいつでも本気だけど。」
そう言ってキスをした。
体の上に覆いかぶさり、体に触れ、2人の吐息が熱くなり、やがてはだけた服を脱ぎ捨てる。
寝室の引き出しにしまってあるアレをもってきて、慣れた手つきで装着すると、
またキスから始まり、身体の隅々まで溶けるように触れられた。
やがて一つになり、激しい愛の営みのあと、そのまま疲れ果ててそのまま眠ってしまった。
するときは、いつも彼からの誘い。
そして、その夜は、疲れてそのまま眠って朝が来る。
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