第三章

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あまりにも喧嘩がなさすぎると、 贅沢にもときどき喧嘩という刺激がほしくなる。 どこまで言ったら、彼は怒るのか確かめてる私…。 最近、わざと喧嘩を吹っかけてる。 「こんなところに服脱ぎっぱなしにしないで!!」 「ごめんね。」 申し訳なさそうに、すぐに片付ける彼。 「今日何時に帰ってくる? たまには、定時で早く帰ってきてよ!!」 「分かった。今日は、切り上げて早帰り頑張るよー!」 「トイレの便座あがったままだよ!」 「あ!!ごめん!次は気をつける…。」 「洗面台、水跳ねてた!!」 「ごめんね、拭くね!」 ………。 何言っても怒らない彼。 全然、喧嘩にならない。 勝手に怒ってる私と、 ………支持に従う旦那さん的な。 なんか、最近、私ルールができている。 そして、立場が………逆転?? これって…鬼嫁?
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