禁断の恋

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ービル5階、弁護士室ー 男は奥の部屋に行き社長室の中に入った。 『遅くなってすみません、看病をしていたので』 『看病?』 『昨日、雨の夜道を歩いていたら男性とぶつかってその男性を看病したんだ』 『それでその男性は?』 『熱で体力がないから俺の家で寝てる』 『1人にしていいのか…』 『何かあったら連絡するように言ってるから』 『和真、今日は帰れ』 『大丈夫ですよ』 和真は社長室を出ていった。 その頃、勝也はベットに座って雑炊を食べていた。 そして勝也は薬を飲んだ。 それから暫くして眠気に襲われた勝也はベットに倒れ眠りについた。 そして勝也は暗い店の中で3人の男に乱暴された夢を見た。 『…嫌だ…ああ…』 勝也は身体を起こし荒れた息を整えた。 そこへ学生服を着た男が寝室に入ってきた。 『兄貴いないのか』 『……』 『もしかして兄貴の新しい彼氏?』 『違います』 勝也はベットからおり男の側を通り玄関に行くと出ていった。 『豊さんに会いたい』 勝也は弁護士事務所に向かって歩き始めた。 その頃、ホストクラブ輝きではホスト達が店を開店させ来店してくる女性客を接客した。 『一也、傷は大丈夫?』 『はい、大丈夫です…昨日はご迷惑をかけてすみませんでした』 『元気ないわね』 『社長が出勤してこないんだ』 『そういえば勝也君の姿、見ないわね』 『……』 『一也君、元気だして』 女性客は落ち込む一也の手を優しく触れた。 『すみません、お客様に…』 『今日は帰るわね』 女性客と一也はソファーから立ち上がりレジに向かった。 そして女性客はお金を支払い店を出ていった。 『また来るわね』 『お待ちしてます』 一也は歩いていく女性客を見送った。 『一也さん』 『……』 一也は振り返りマコトと保に目を向けた。 『昨日はすみませんでした』 マコトと保は同時に頭をさげた。 『顔をあげろ』 一也はマコトと保に顔をあげさせた。 『社長が出勤してこないんだ、気にならないか』 『そうですよね、いつも俺達より先に出勤するのに…どうしたんだろ?』 『もしかして社長に何かあったのかな』 『まさか…』 『1番目に出勤したとき携帯を拾ったんだ』 一也はポケットから携帯を取りだしマコトと保に見せた。
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