Latte e miele

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「早く教えて下さい。じゃないと、海に行く時間がなくなりますよ。まぁ、私としてはそれでも構いませんが」  そう言って、ご機嫌に私の体にのしかかる。 「-っ」  うっかりこぼした本音が、信憑性の程を窺わせた。 「貴方だって、花冠 作ってたじゃない・・・」 「あれは子供の分ですから、別に海に流さなくても構いませんよ。お墓の前に供えてもいいですし」 「!!」  とか何とか言っているうちに、彼はブラウスの裾から手を入れる。 「何す」 「いえ。相変わらず槙さんの肌は気持ちいいなぁ、と思いまして」 「-っ」  そのまま困惑を顔に出して訴えかけると、後頭部を抱えられ、唇を重ねられる。 「っは・・・」 「教えて下さい。独り善がりは、あの男と同じです」  私の肩に顔を乗せて呟く彼に、観念して溜め息を吐いた。
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