番外編ーSogni e fantasmi

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*** 「ん・・・」  目を覚ますと、記憶の中の凍てつくような寒さはナリを潜め、暖かい空気と日差しが部屋の中を暖めていた。  ゆっくりと上体を起こし、洗面所へと向かう。そこで鏡を見て、初めて自分が泣いていることに気付いた。  参った、なぁ  顔を洗って、そう溜め息を吐く。  今日は、あの子の月命日だった。
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