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「・・・で、今日はどうしたの?小姑チェック?」
「ああ~、それ面白そうだね」
そう言って、日生ちゃんは辺りを見回す。
「でも海って、ヘタすれば私より衛生面に関してはウルサイからな。残念だけど、それはまたの機会に」
「ああ、まぁねぇ」
確かに、普段衛生的にどうだと言っているだけあって、奴の衛生管理は上手かった。
彼がこの家に来るようになってから、磨き上げられたキッチンや洗面所を見れば、それは嫌というほど分かる。
ついつい溜め息を吐くと、彼女はそれを察したのか、嬉しそうに笑った。
「上手くやれてるみたいだね。安心、安心」
「お陰さまでね。・・・で、今日はからかいにきたの?」
誤魔化すように飲みかけだったカフェオレに口を付けると、彼女はポケットに手を入れる。
?
「ブー。デートのお誘いでーす」
そう言って、彼女は二枚のチケットを見せた。
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