番外編ーSogni e fantasmi

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「じゃあ、パートナーからも承諾いただけた、ってことでいいのかな?これからちょくちょくお邪魔するから、ヨロシクね。槙さん」  嬉しそうにそう言って、彼女は私に抱きついた。 「ハイハイ」  こういうところは海に似ているな、と思う。 「でもここは日本だから、スキンシップは程々にね」 「えー?でも、槙さんは姉さんみたいなものだしなぁ」  ・・・  こういう思考は院長似だ。  事実、彼女の姉達は揃って海外留学中。だったら、私くらいは彼女を甘やかしてもいいのかも知れない。 「ま、小姑役のご機嫌取ってて、悪いことはないでしょうね」 「そうそう。バチは当たらないって」  私の言葉に気をよくしたらしく、ご機嫌に彼女は笑った。 「それじゃあ、ご機嫌取りのついでに、今日のランチは私の奢りといきましょうか。何が食べたい?」 「わーい。じゃあ、イタリアン!」 「はいはい」  嬉しそうに笑う彼女につられ、私も笑いながら次の店へと移動する。  そういえば、私も海以外の人とこうやって外出するのは久々か  何やらこそばゆい気持ちになりながら、彼女の横を歩いた。
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