番外編ーSogni e fantasmi

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***  昼食を食べた後、花屋に寄って花束を買い件のカフェに着く。  道中、そういえば、と思い出したことがあった。 「日生ちゃんさぁ、海に『自分の墓に、菊の花なんか供えたら化けて出てやる』って言ったんだって?」 「ん?ああ、言ったね」  そう言って、彼女はカフェテーブルに座って、メニューを開く。  動じることなくメニューを開く彼女の図太さに、溜め息が出た。 「・・・何がどうなって、そんな話になったわけ?」 「んー?秘密」  ・・・  予想外の手強さに驚いていると、メニューを手渡される。 「ハイ。私、ハーブティーとラズベリーのシフォンケーキね」 「ハイハイ。言っておくけど、ここの支払いは各自でだからね」 「はーい」  呆れ心地でメニューを受けとると、横で彼女の頷く声が聞こえた。
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