番外編ーSogni e fantasmi

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***  その後、警官らしき人物が来て、彼女を覆面パトカーに乗せて行った。  誤解の上での殺人未遂、ということで、彼女に対して湧いてくる感情は哀れみだけだった。 「で、何だったの?」 「・・・いや。っていうか、アンタ誰?」  彼女を警察に引き渡し、カフェ近くの道で私の呟きを聞き、金髪の彼は訝しげな目を向ける。  まぁ、確かに言いたくない気持ちも分かる。 「・・・槙涼花。日生ちゃんの叔母の病院で、院長秘書をやってマス。ドーゾヨロシク」 「アルフィーノ=ロジャー。日生とコンビ組んでます」 「あ、アル、槙さんは海のお姫様だから。ヘタな態度とらないようにね」  日生ちゃんがそう言うと、彼は驚いたように私を見た。 「・・・へぇ」  海のことは、彼も知っているらしい。
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