番外編ーSogni e fantasmi

37/40
前へ
/470ページ
次へ
「で、何で私にこんな話をしたの?」 「ん?一応、槙さんには言っておいた方がいいかと思って。この先、海の傍にいるなら尚更」  確かに、この先彼と共にいるのなら知っておいて損はない。  やれやれ、と肩を竦める。 「それに、第三者の目から見た意見、っていうのも必要だしね。ご感想は?」  ・・・  その言葉に、肩がガクリと落ちた。 「面倒なことに巻き込まないでちょうだい」  それだけ言うと、彼女はようやく翳りのない表情で笑った。
/470ページ

最初のコメントを投稿しよう!

352人が本棚に入れています
本棚に追加