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「ああいうタイプは、女性というだけで相手を蔑視するかもしれませんね。今からでも、担当、変わりますか?」
「確かに、そっちの方がいいかもね」
と言いつつ、宮城医師は意外そうだ。
「でも、大丈夫なの?受け持ちの患者、もういっぱいいっぱいじゃない?」
「もうすぐ、伊東(イトウ)さんが退院するので、大丈夫かと。
それに、また何かあったら私が呼びだされるんでしょう?その手間を考えたら、受け持ちの患者が一人増えるくらい、どうってことありませんよ」
「そう。じゃあ、お詫びに伊東さんは私が診るわ」
努めて冷静に言うと、納得したように彼女は頷いた。
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